銀閣寺 Ginkaku-ji Temple
総門 So-mon ( Main gate )
銀閣寺の入口です。禅宗寺院の入口は総門と呼ばれます。この総門をくぐり中門に至る約50メートルの道沿いには銀閣寺垣という石垣・竹垣・椿の生け垣があります。
庫裏 Kuri ( Priest's quarters)
庫裡とは住職や家族の住まいで、また寺院の台所にあたる建物です。寺務所ともいいます。
庭園 Teien ( a Garden )
1万人を超える門弟がいたといわれている臨済宗相国寺派の開祖の夢窓国師は、築庭にも才があったようで、苔寺で有名な西芳寺の庭園などを手がけたといわれていますが、この慈照寺庭園はそれを模倣したものだそうです。庭園としては、池泉回遊式とよばれる分類に属します。
向月台 Kogetsudai ( Kogetsudai )
この白砂を富士山型に固めた山は向月台(こうげつだい)といいます。これは、手前の銀沙灘とあわせて中国の西湖の風景をなぞらえたもので、大海原とその先に見える山を表しているそうです。このような名がついているのは、白砂が月光を反射して月の夜は美しい景色が見られるようになっています。残念ながら、現在では入場時間の関係でこの月景色を見ることはできません。
銀沙灘 Ginshadan ( a Garden )
ぎんしゃだん」と読みます。向月台に映える月の影と美しく調和します。
本堂 Hondo ( Main temple building )
内部には与謝蕪村や池大雅の襖絵が飾られています。江戸中期の建造です。
東求堂 Togudo
1466(文明14)年建立。国宝。1558(永禄元)年の兵火の際にも銀閣とこの東求堂だけは戦災から免れました。別名を持仏堂といいます。内部の仏間、同仁斎は日本最古の茶室といわれていますが元来は書斎として建てられたものだそうです。一般に書院造の建築といえばこの慈照寺(銀閣寺)東求堂同仁斎が代表的です。またこの同仁斎は、四畳半の間取りの始まりといわれています。
洗月泉 Sengetsusen ( a Waterfall )
銀閣寺庭園・東求堂庭園の庭へと流れる滝です。
銀閣(観音殿) Ginkaku ( Silver pavilion )
東山山荘の仏殿として建てられた2層の楼閣建築です。観音殿と呼ばれていました。下層は書院造で心空殿、上層は禅宗様で潮音閣といいます。上層には、禅宗仏殿風の部屋があり、観音像が安置されています。実際には銀箔は張られませんでしたが、北山鹿苑寺(同じく臨済宗相国寺派)の金閣に対して銀閣と呼ばれています。
データDeta /アクセスAccess
山号 | 東山 |
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寺号 | 慈照寺 |
別称等 | 銀閣寺 |
所在地 Address | 京都府京都市左京区銀閣寺町2 |
宗派 | 臨済宗相国寺派 |
寺格 | |
本尊 | 釈迦如来 |
創建 Since | 延徳2年 / 1490 |
開山 | 夢窓疎石 |
開基 | 足利義政 |
札所等 | |
文化財等 | (国宝建築)銀閣(観音殿)、東求堂 (特別名勝、特別史跡)庭園 (世界文化遺産)古都京都の文化財 |
URL | http://www.shokoku-ji.jp/g_about.html |