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川原寺 Kawaradera Temple

撮影日
2007-02-12
2005-10-21
2001-08-13

 

「伽藍配置に川原寺式として名が残るかつての大寺」

 

川原寺

伽藍配置に川原寺式として名が残る川原寺は、現在弘福寺と呼ばれています。建久2年(1191年)に焼失したあとは、小堂が残るのみになってしまいました。創建は655年、斉明天皇の川原宮跡に営まれました。現在、本堂がある位置にあった中金堂を中心に、西南に西金堂、東南に塔があり、さらに北には講堂や僧房が配されていました。

 

川原寺回廊跡

川原寺が昔、回廊をつなぐ大伽藍を持っていた名残です。(奈良県高市郡明日香村)

 

川原寺塔跡

中門をくぐって右側には立派な塔があったものと思われます。現在は茂みの中に、石碑のみが確認できました。奈良時代までは飛鳥寺・薬師寺・大官大寺(大安寺)と並んで、飛鳥の4大寺といわれていました。(奈良県高市郡明日香村)

 

< 005 西大寺007 岡寺 >

データDeta /アクセスAccess

山号 仏陀山
寺号 川原寺
別称等 弘福寺
所在地 Address 奈良県高市郡明日香村大字川原1109
宗派 真言宗豊山派
寺格  
本尊 十一面観音像
創建 Since 670年ごろ
開山 道明上人
開基 天智天皇
札所等  
文化財等 国指定史跡
URL  

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