鬼の雪隠・俎 Oni-no-Settin / Manaita ( Ogre's urinal & board )
霧が峰と呼ばれているこの一帯では、昔、鬼が通行人に霧を降らせて迷ったところを捕らえて俎で料理し、雪隠で用を足したという伝説があります。もとは花崗岩の巨石を巧みに加工した古墳の石室であるとされています。
鬼の雪隠 Oni-no-Settin ( Ogre's urinal )
昔、この近くに住む鬼が人を襲い、食べるため、料理に使用したといわれているのが、鬼の俎(まないた)です。その後に雪隠(せっちん)で用を足したそうですが、、俎の上に雪隠をかぶせると、小部屋のようになります。2つの石造は近くにありますので、おそらく、そのように組み合わせて、使用されていたのではないかといわれています。
鬼の俎 Oni-no-Manaita ( Ogre's cutting board )
雪隠と俎を組み合わせると、古墳の石室にぴったりです。このように、古墳が各地に点在していますので、こうした石造物があるのだと思われます。例えば、近くには、天智天皇の弟で、壬申の乱(672年)で勝利した大海人皇子(天武天皇)と、その后で「春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」の作者で有名な持統天皇の合葬陵があります。
データDeta /アクセスAccess
所在地 Address | 奈良県高市郡明日香村平田/野口 |
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アクセス Access | 近鉄飛鳥駅または岡寺駅 |
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