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  • 157-2山内一豊公之像

    【高知城】尾張国岩倉城主、織田伊勢守信安の家老、山内盛豊の子です。天文１４年（1545）に岩倉城が落城した際に父が戦死し、一族とともに流浪しましたが、後に羽柴秀吉（豊臣秀吉）に仕え、武功を上げていきます。近江国長浜城主（２万石）次いで、遠江国掛川城主（５万石）と出世していきました。慶長５年（1600）の関ヶ原の戦いの時には、東軍の一員として参加し、その功によって土佐２４万石の主となり、高知城を築城しました。土佐に入国して間もない、慶長１０年（1605）９月２０日に没しました。６１歳。この銅像は、平成８年（1996）９月２０日の完成です。

    （高知県高知市）

  • 157-3山内容堂公誕生之地

    【高知城】幕末の土佐藩主です。名を豊信といいます。吉田東洋に藩政改革を命じ、土佐藩の建て直しを行いました。当初は土佐勤皇党を弾圧するなど保守的な考えを持っていましたが、最後は後藤象二郎の策をいれ、大政奉還を建白しました。

    （高知県高知市）

  • 157-4追手門正面

    【高知城】追手門は高知城の正門に当たります。重層で入母屋造、欅を用いた主柱や扉が特徴的です。他の城にも見られるような枡形になっており、門の外からは内部を見通せない構造になっています。この門から東に伸びる追手筋とよばれる通りは、高知市内のメインストリートで元禄３年（1690）から続く日曜市が開催されます。

    （高知県高知市）

  • 157-5板垣退助先生像

    【高知城】天保３年（1837）４月１７日生まれ。旧姓は乾、無形。戊辰戦争の時に板垣と名乗り、武功を上げました。維新後は新政府の参議になりましたが、一旦下野しました。その後、明治７年（1874）に民選議院設立の建白書を提出するとともに、高知で立志社をつくって自由民権運動を始めました。その後、自由党設立や内務大臣就任など国政に参画し、大正８年（1919）７月１６日に８３歳で没しました。

    （高知県高知市）

  • 157-6板垣死すとも

    【高知城】「板垣死すとも自由は死せず」と書いてあります。明治１４年（1881）１０月、自由党総理に推され、翌春の４月６日遊説していた岐阜中教院で暴漢に刺されました。この時に生まれたのが先の名文句です。板垣は一命を取り留めました。

    （高知県高知市）

  • 157-7山内一豊の妻の銅像

    【高知城】弘治３年（1557）生まれ。名を千代といいますが、これを裏づける確かな資料はないとの事です。出身地についても定かではなく、近江国の領主だった浅井家の家臣、若宮友興の娘とも、美濃国八幡城主、遠藤氏の娘ともいわれています。１７歳くらいの頃に山内一豊と結婚した後は内助の功を発揮し、夫の土佐一国の領主への道を開きました。元和３年（1617）１２月４日、京都で没しました。法号は見性院。この銅像は昭和４０年（1965）２月２６日に完成、除幕されました。

    （高知県高知市）

  • 157-8天守閣１

    【【高知城】高さ18.5ｍ、外観は４層（内部から見ると３層）６階建てです。天守台はなく、入口は隣接する御殿を通るようになっています。また、最上階には高欄がめぐらされており、外を展望できるようになっています。慶長６年（1601）頃に創建された天守は、享保１２年（1727）の火災で焼失しましたが、寛延２年（1749）頃に再建され、現在に至っています。

    （高知県高知市）

  • 158-1山内一豊・千代

    【高知城】土佐２４万石の初代藩主、山内一豊とその妻の千代です。２００６年の大河ドラマ「功名が辻」の主人公です。千代は夫をよく盛り立てて戦国の乱世を生き抜き、近江長浜城主、遠江掛川城主を経て、関が原の戦いで徳川方に与したことで土佐一国を与えられるまで、内助の功で支え続けました。

    （高知県高知市）

  • 158-2石樋

    【高知城】石樋は、排水が直接石垣に当たらないように工夫された設備です。雨の多い高知ならではのものです。城内にはこのような石樋が全部で１６ヶ所確認されていますが、ここにあるものが一番大きいとの事です。

    （高知県高知市）

  • 158-3楠正興尚徳の碑

    【高知城】幕末から明治にかけての医師です。先祖はあの楠正成です。正成の曾孫の正盛を祖として医を業としました。１５代藩主、山内容堂に迎えられて侍医となりました。明治元年（1868）に容堂公が大病を患った際に献身的に治療にあたり、治癒させたので高い信頼を得られることになりました。後に追手筋に楠病院を開業しました。

    （高知県高知市）

  • 158-4鉄門跡

    【高知城】この場所には入母屋造二階建ての門がありました。二の丸から本丸へと通じる入り口にあたる重要な位置にあるため、厳重なつくりとなっていて、門扉には多くの鉄板が全体に打ち付けられていたので鉄門といわれていました。この門の内側には番所があって、弓・鉄砲をもった番人と足軽が詰めていました。

    （高知県高知市）

  • 158-5詰門

    【高知城】本丸と二の丸の間にある門です。二階部分が二の丸から本丸へと通じる通路となっており、橋廊下という旧名があります。東の出入り口は右寄り、西の出入り口は中央につけられていて筋違いになって防衛上の配慮がなされています。他にも隠し銃眼などがあり、厳重な門でしたが、実はこの門を突破しても本丸へと通じることはできないという構造になっています。本丸へは手前の階段を折れて進まなければなりませんが、登ってくると正面にこの門が見えるため、錯覚で自然とこちらの方へ引きつけられる仕組みになっていました。

    （高知県高知市）

  • 158-6石落とし

    【高知城】石垣の下や登ってくる敵に石や熱湯を落としたりするためのものです。全国のお城に共通して見られる設備です。

    （高知県高知市）

  • 158-7忍び返し

    【高知城】天守閣がそびえる石垣には石垣よりひときわ厳重に防備をなしたこのような設備があります。敵が運よく登れたとしても鉄のトゲで阻まれるようになっており、忍び返しと呼ばれています。

    （高知県高知市）

  • 158-8天守閣２

    【高知城】二の丸へと続く途中からの天守閣の眺めです。石垣と接する部分には忍び返しが見られます。寛延２年（1749）頃に再建されて現在に至っており、全国でも１２しかない江戸時代からの現存天守閣です。国の重要文化財に指定されています。

    （高知県高知市）

  • 159-1二の丸

    【高知城】明治６年（1873）の公園化にともなってすべての建物が撤去されました。今はこのように単なる広場となっていますが、御殿の上段の間の正面に位置していた場所に、現在でも築山がみられます。この場所には、三階建ての乾櫓をはじめ８棟の櫓のほか、政務をとる表御殿と藩主の日常生活の場であった奥御殿が建てられていました。

    （高知県高知市）

  • 159-2懐徳館入口

    【高知城】二の丸から本丸へとつながるところです。橋廊下といわれていました。本丸へはこの建物をくぐらなければ入ることができませんでした。実はこの建物は詰門の上部にあたります。懐徳館入口と書いてありますが、懐徳館とは本丸御殿のことです。

    （高知県高知市）

  • 159-3築城模型１

    【高知城】高知城築城の様子です。普請奉行には木部茂兵衛、他に石垣積みの専門家である穴太役には北川豊後があたりました。穴太とは近江国穴太（現在の滋賀県大津市）出身の石工集団からきている呼び名で、穴太衆とよばれた彼らは、全国の主だったお城の石垣の建築に携わっていました。

    （高知県高知市）

  • 159-4築城模型２

    【高知城】高知城築城の様子を度々視察に来ていた山内一豊です。視察の際には、一領具足とよばれた旧長宗我部氏の家臣らの襲撃を恐れ、このように自身は笠をかぶり面頬をつけて顔を隠し、同じいでたちをした５人の影武者をいつも連れていたといわれています。

    （高知県高知市）

  • 159-5高知城模型

    【高知城】手前が二の丸になります。さらに奥には天守閣が見られます。往時の高知城はこのように多くの建物がひしめく姿をしていたと考えられています。現在も、本丸に残る建物はすべて当時のままで残されています。

    （高知県高知市）

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