写真で見る日本の歴史
 トップページシリーズ教科書に出てくるお寺本圀寺 0226本圀寺
教科書に出てくるお寺

大光山
本圀寺
データ
所 在 地 京都府京都市山科区御陵大岩6
山  号 大光山
正 式 名
別  名
宗  派 日蓮宗大本山
創  建 建長5年(1253)
開  基 日蓮
開  山
本  尊
おもな文化財 (重文)経蔵
(寺宝)立像釈迦像・三赦免状・立正安国論
そ の 他 洛中法華二十一ヶ寺
拝観案内
拝観料 境内無料
拝観時間
交  通 京都市営地下鉄「御陵駅」下車
龍安寺法起寺
歴史年表
西 暦 元 号 出来事
1253 建長5年 日蓮が鎌倉松葉ヶ谷に法華堂を構える(本圀寺の前身)。
1263 弘長3年 「大光無量山本国土妙寺」と改称
1345 貞和元年 光厳天皇の勅諚により、京都六条に移転。「本國寺」と改称。
1568 永禄11年 足利義昭の仮居所(六条御所)となる。
1591 天正19年 本願寺造立のため、寺域を割譲。
1685 貞享2年 徳川光圀より一字を譲り受け、「本圀寺」と改称。
1971 昭和46年 京都六条から現在地(京都市山科区)に移転。現在に至る。
境内紹介
■境内
参道 開運門 中門
琵琶湖から京都へとつながる琵琶湖疏水の途中、山科疏水にかかる橋を渡ると本圀寺に行くことができます。
別名を赤門といいます。文禄元年(1592)に加藤清正が寄進した山門で、平成8年に修復して現在に至っています。清正は開運勝利の神様「せいしょこさま」として尊崇されているそうで、その清正が建てたこの門を題目を唱えながらくぐると運が開けるといわれていることから、開運門とよばれています。
金の金剛力士像が左右に控えています。このお寺は金がふんだんに使われた建物がこの他にも多く見られます。
本堂 鐘楼 大梵鐘
本堂とは、そのお寺の本尊をまつっている建物のことです。本堂前の灯籠も金色です
台座には、鬼子母神十羅刹女と「くみょうさま」がまつられています。「くみょうさま」とは法華経陀羅尼品の中の「九名皐諦女さま」のことです。天文5年(1536)の大火の時に、炎と煙の中で体をねじって姿を現したといわれており、その時の姿をまつっているそうです。
文禄2年(1593)に関白秀次の生母(秀吉の姉)村雲瑞龍院の寄進されたものです。瑞龍院は文禄5年(1596)に本圀寺で得度しました。滋賀県の近江八幡にある日蓮宗唯一の門跡村雲瑞龍寺の開山です。この大梵鐘は、高さ八尺(240cm)直径五尺(150cm)あります。黄門様で有名な水戸光圀は山号の大光山と寺号の本圀から一字ずつ取って付けたといわれています
本師堂 清正宮 経蔵
閻浮第一立像釈迦牟尼世尊という仏像がまつられています。法華宗の開祖日蓮が亡くなる時に本圀寺の二代目、日朗聖人に授けられて以来、このお寺でまつられています。 加藤清正の女(瑶林院)が建立したといわれています。加藤清正の廟です。 一切経(仏教のすべてのお経)を納めてある蔵です。中は、引き出しの付いた八角形の輪蔵があります。題目を唱えながら一回転すると一切経を読んだのと同じ功徳があるといわれています。(国指定重要文化財))
0225龍安寺 0227法起寺
(C)社会科ちゃん