三門は空門・無相門・無作門という三解脱をあわせもった門のことです。天竺様、唐様、和様を組み合わせて造られています。正面に掲げられている「妙雲閣」の扁額は三門を再建した足利義持の筆です。四隅の支柱は秀吉により補強されたものです。国宝。
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禅宗寺院の七堂伽藍のひとつである東司は便所のことです。禅僧は用便も修行のひとつです。室町時代の建築で、重要文化財に指定されています。
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用便も修行のひとつとして様々な決まりごとがあります。
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貞和3年(1347)の建立です。扁額「選佛場」は万寿寺の無準師範によるものです。
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大正6年から再建工事が始まり、昭和9年4月17日に落慶しました。台湾阿里山産の檜を用材として利用しています。天井の画龍は堂本印象氏によるものです。本尊の釈迦仏像は15m、左右に控える観音菩薩、弥勒菩薩像は7.5mです。 |
もともと万寿寺愛染堂とよばれていました。昭和9年(1934)の室戸台風で倒壊した後、現在の地に移築されました。愛染明王を祭る建物です。重要文化財。
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宝形造の建物です。開山の聖一国師が宋から帰朝した際に持ち帰った経典などが収められています。
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明治14年(1881)に火災で焼失しましたが、明治42年(1909)に再建されました。切妻屋根の建物で禅宗寺院には共通してみられる建築様式です。
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東福寺の方丈は、その四方にある庭園が有名です。「八相の庭」として日本のみならず、世界に向けて紹介されています。それぞれの庭は、様々な意匠を凝らしており、大変美しいです。昭和14年(1939)に重森三玲氏が作庭しました。建物自体は、明治23年(1890)に再建されました。
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唐破風の門で、恩賜門ともいいます。明治期の建築です。
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別名を常楽庵といいます。文政2年(1819)に焼失しましたが、直後の文政6年(1823)に一条忠良によって再建されました。
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