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教科書に出てくるお寺


東大寺
データ
所 在 地 奈良県奈良市雑司町406-1
山  号
正 式 名
別  名 総国分寺・大華厳寺・金光明四天王護国之寺・城大寺
宗  派 華厳宗大本山
創  建 神亀5年(728)
開  基 聖武天皇
開  山 良弁僧正(金鐘行者・金鷲菩薩)
本  尊 盧遮那仏坐像(奈良の大仏)
おもな文化財
そ の 他 南都七大寺、世界文化遺産
コメント 奈良の大仏と言えばこのお寺。教科書に出てくるお寺の中でも、法隆寺・金閣寺・銀閣寺と並んで、最も有名なお寺のひとつといえます。奈良に観光に行った人は必ずといっていいほど立ち寄る場所でしょう。大仏殿は世界最大の木造建造物です。
拝観案内
拝観料
拝観時間
交  通 JR奈良駅または近鉄奈良駅
富貴寺鞍馬寺
歴史年表
西 暦 元 号 出来事
728 神亀5年 聖武天皇の皇子、基王の菩提を追修するために金鐘山寺を建立。これが、東大寺の前身となる。
741 天平13年 聖武天皇が国分寺・国分尼寺建立の詔が発せられたことをきっかけに大和国の国分寺となり、金光明寺とよばれるようになる。
752 天平勝宝4年 大仏開眼供養会が行われる。(大仏が完成する)
789 延暦8年 東大寺の伽藍がすべて完成。
1180 治承4年 平重衡(平清盛の子)の軍勢による兵火で、大仏殿をはじめとする諸堂が焼失。(12/28)
1195 建久6年 東大寺金堂大仏殿(2代目)が完成。
1567 永禄10年 三好松永の乱がおこり、松永久秀により金堂をはじめとする諸堂が焼失。但し、対していた三好からの失火が原因との説もある。(10/10)
1709 宝永6年 東大寺金堂大仏殿(3代目)が完成。これが現存する大仏殿。
1998 平成10年 「古都奈良の文化財」として世界文化遺産に登録される。
境内紹介
■南大門


【国宝 南大門】
両側には金剛力士像が立っています。
(写真左)阿形      (写真右)吽形


【中門】

国宝 八角灯篭


【国宝 金堂】

国宝 盧遮那仏坐像

【国宝 鐘楼】


【二月堂】


【国宝 三月堂(法華堂)】
■奈良の大仏さん
奈良の大仏さん

正式には、毘盧遮那仏といいます。釈迦如来の別名で、華厳宗の本尊です。世界を照らす仏・光り輝く仏という意味です。青銅製で、天平15年(743)に聖武天皇の詔によってつくられました。延べ260万人が動員され、9年後の天平勝宝4年(752)に完成しました。平安時代の斉衡2年(855)に地震が発生して頭部が落下しましたが、貞観3年(861)に再び開眼供養が行われました。治承4年(1180)に兵火にあい、焼失しましたが、文治元年(1185)に後白河法皇を導師として再び開眼供養されました。しかし、戦国時代、三たび焼失しました。仏頭を銅版で補修しただけの有様で「露座の大仏」といわれるほどでした。現在の大仏はその後、江戸時代の永禄5年(1692)に造られたものです。国宝。


0216富貴寺 0218鞍馬寺
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