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0201飛鳥寺

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飛鳥寺入口
飛 鳥 寺
所在地  奈良県高市郡明日香村大字飛鳥682
山  号 鳥形山
別  名 法興寺 元興寺 本元興寺 安居院
宗  派 真言宗豊山派
本  尊 釈迦如来像(飛鳥大仏)
創  建 崇峻天皇元年(588)
開  基 蘇我馬子
交  通 近鉄 飛鳥駅
そ の 他 飛鳥四大寺 新西国第九番霊場
聖徳太子第十一番霊場

大化の改新で有名な中大兄皇子と中臣鎌足はこの寺ではじめてあったと伝えられています。西門付近には、蘇我入鹿の首が埋められてあると伝えられている塚があり、本堂には渡来人の鞍作鳥(鞍作止利・止利仏師)の作と伝わる飛鳥大仏があります。当時の部分は顔と手の一部しか残っていないそうですが、飛鳥時代の仏像の特徴を備えた重要なもので、その文化的価値は非常に高いものがあります。現在では、隆盛を誇った蘇我氏の氏寺として栄えた当時の面影は全くなく、小堂が残るのみです。また、その蘇我氏の居館があった甘樫丘からは飛鳥寺全体が見渡せます。かつての大寺が、田畑が広がり民家もまばらなのどかな景色の中に溶け込むようにあることを通して、時代の流れを感じることができます。

もっと詳しく → 飛鳥寺
歴史年表
588年 (崇峻天皇元年)蘇我馬子の発願により飛鳥寺の造立開始
605年 (推古天皇13年)鞍作鳥により、本尊の飛鳥大仏制作
887年 (仁和3年)焼失
1196年 (建久7年)焼失
1632年 (寛永9年)再建
1826年 (文政9年)再建
飛鳥大仏
整った厳しい表情の中に、古式微笑(アルカイックスマイル)をたたえた飛鳥時代の仏像の特徴がよくわかります。

【安居院】
【西門跡付近】
【飛鳥寺遠景】
本尊の飛鳥大仏はここにあります。
蘇我入鹿の首塚がある付近。この辺りにあった槻の木の下で、中大兄皇子と中臣鎌足が出会ったと伝えられています。 甘樫丘から撮影。

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