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飛鳥時代、謎の石造物をめぐって

酒船石
sakafune-ishi
所在地
奈良県高市郡明日香村大字岡
→ 近鉄岡寺駅下車
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長さ約5.5m、幅約2.3m、厚さ約1m花崗岩でできています。表面には不思議な模様が刻まれています。何の目的でつくられたのか、さっぱり分かりませんが、名前の由来になった説に基づくと、酒をしぼる槽に使われていたということです。薬や油をしぼるのに使われたという説もあります。
平成12年に、日本書紀にも記述されていない大きな発見が、この酒船石近くでありました。
なんと東西約50m、南北約30mにもおよぶ巨大な石敷遺構とその中央に亀形の石造物が発見されたのです。酒船石遺跡と名づけられたこの遺跡は、何の施設だったのかははっきりしていません。ただ、導水施設の痕跡があったので、水にかかわる施設=園池であった可能性が大きいと思われます。従って、酒船石も導水施設の一部だったのではないかという説もあります。
詳細はこちら(亀形石)
■酒船石(いろんな方向から)
0102亀石 0104鬼の雪隠・鬼の俎
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