原爆ドーム Genbaku Dome
負の世界遺産は広島から恒久平和を念願する
原爆ドーム Genbaku Dome
原爆ドームは、もともとは「広島県物産陳列館」という名称でした。1910年(明治43年)に広島県会で建設が決定され、1915年(大正4年)4月5日に竣工、8月5日に開館しました。1919年(大正8年)にはここで日本初のバウムクーヘンの製造販売が行われています。第一次世界大戦時のドイツ人捕虜カール・ユーハイムによるものでした。その後「広島県立商品陳列所」、「広島県産業奨励館」と改称され、原爆投下の日を迎えました。被爆後は取り壊しも検討されたものの、1966年(昭和41年)には永久保存が決定。その後、1995年(平成7年)に国指定史跡に、1996年(平成8年)に世界文化遺産に登録されました。
広島市民はもとより世界中の人々の募金などにより、原爆ドームの保存活動が進められ、老朽化激しい建物の維持が可能となっています。
中央の円屋根が破壊されずに骨組みが残っていることから、爆風が真上から来たものと考えられ、落下中心地と推定(実際は南東に150mほどの上空580m地点とされている)されました。戦後は原爆ドームとして、原爆の恐ろしさと平和を訴えるシンボルとして永久保存が決定されました。さらに、平成8年(1996)にはユネスコの世界文化遺産にも登録されました。
【原爆ドーム】アクセス
電車:JR広島駅より市電 原爆ドーム前
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